『Yes 愛 am:老いらくの恋のすすめ -老いらくの恋で認知症を回避せよ-』(アート印刷)

これまでの介護や医療といった堅いテーマとは異なり、本作は「シニアの恋愛・性」がもたらす健康効果に切り込んだ異色の一冊です。専門的な認知症予防策として「恋をすること」を提唱しており、読者からは新鮮な驚きと納得の声が上がっています。

肯定的な意見(実用的・前向きになれる)

  • 「恋が脳を活性化する」という医学的アプローチに納得: 単なる不純な動機ではなく、ときめきや恋愛感情が脳の神経細胞を刺激し、認知症の予防に直結するという著者の主張に、科学的なアプローチとして納得したという声があります。
  • シニアの新しい生き方に勇気をもらえる: 「年齢を理由に恋愛を諦める必要はない」というメッセージが、孤独を感じがちな高齢世代にとって「もう一度人生を楽しんでいいんだ」という前向きなエネルギーになっていると評価されています。
  • ユーモラスで読みやすい: タイトル(『Yes 愛 am』)の通り、これまでの辛口な介護本に比べてトーンが明るく、随所にユーモアが散りばめられているため、エンタメ感覚で楽しく読めたという感想が目立ちます。

否定的な意見(現実のハードル・好みが分かれる)

  • 万人向けではない(人を選ぶテーマ): 「この歳になって今さら恋なんて……」と気恥ずかしさを感じる読者や、そもそもパートナーを亡くしたばかりで恋愛に興味を持てない人にとっては、少し心理的ハードルが高く、他人事のように感じられるという意見があります。
  • 周囲の目やモラルとの葛藤: 施設や地域コミュニティの中での「高齢者の恋愛」は、現実には家族や周囲から白い目で見られることも多く、本に書かれている理想通りに実践するのは社会的に難しい、という冷静な指摘も見られます。

介護のプロである山崎氏だからこそ、「薬や施設に頼る前の、究極のセルフケアは心のときめき(恋)である」という結論に至ったことが伝わる、非常にユニークでパワフルな一冊です。

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